my logo
my logo

ET ROBOT CONTEST

ETロボコンの大きな特徴は、「全出場チームが同じハードウェアを使用し、ソフトウェアだけで優劣が決まる」点、「学生とエンジニアのガチンコバトルが見られる」点、「総合成績が競技と設計によって決まる」点の3つです。

ロボコンと聞くと、多くの人がハードウェアを作成することを想像すると思いますが、ETロボコンでは、ハードウェアの作成は行いません。ハードウェアは市販のツールキットである「ETロボコンキット」を使用することで、ソフトウェアの優劣を付けるコンテストとしています。

また、自社の名前を背負ってプライドを見せる企業チームに、学生チームがどこまで戦えるのか、打ち倒すことができるのかといった楽しみもあります。

個人的な一番の特徴は、総合成績が「競技」+「設計」で決まる点です。これにより、何となく実装をして終わりではなく、必要な機能や品質、制約を考慮した要求分析を行い、システム全体の構造や動作の分析、各システムの構造と振舞いの設計、制御戦略とその戦略で用いる要素技術の検討など、設計に関しても実践的に学ぶことができます。私のチームが作成した設計書(モデル)はこちら

2022年大会

2022 etrobocon course image

ETロボコン2022年大会では、タイムを計測するエリアと、難所として設定されているブロックエリアが存在します。

タイムを計測するエリアでは、スタートからゴールまで黒線がつながっており、その黒線上を走行するなどしてゴールを目指します。

ブロックエリアでは、点線で円状に描かれた8つの枠内に、ランダムにブロックが配置されています(赤、青、緑、黄の各2ブロック)。それらのブロックを色ごとに既定の箇所に移動することで、移動できたブロックの個数に応じたボーナスポイントを獲得することができます。

最終的な競技の得点は、走行タイムとボーナスポイントから算出されます。

2023年大会

2023 etrobocon course image

ETロボコン2023年大会では、難所として設定されている競技が3つ存在します。

1つ目の難所は8の字状になったエリアです。円の中心に向きのわからない人形が置かれており、ロボットの後ろに搭載されているカメラでその人形を正面から撮影し、運営の用意している競技用システムにアップロードします。

2つ目の難所は、ブロックエリアです。ここは、2022年大会のブロックエリアを少し簡単にした競技を行います。

3つ目の難所は、ブロックエリア横のIoT列車という競技です。ここでは、ラズパイを搭載したプラレールの新幹線に停止指示をHTTPリクエストとして送信することで、列車を停止させ、停止させた位置に応じたポイントを獲得できます。

KatLab

robocon testimonial

私はETロボコンに研究室の有志メンバーと参加しています。チームはKatLab(カタラボ)といい、6年連続で全国大会に出場している結構強いチームです。ETロボコンはレベルごとに3つのクラスに分かれており、KatLabは最もレベルの高いアドバンストクラスに参加しています。

KatLabでは、ロボットの制御プログラムをC++で実装し、コース上のWebカメラを用いた処理を行うカメラシステムをPythonで実装しています。また、開発プロセスはアジャイル開発を採用し、Git/GitHubによるバージョン管理、GitHub Actionsを用いたCI/CD環境の構築、Flaskを用いたサーバ構築、ZenHubを用いたタスク管理など、思いつくままに様々な手法やツールを導入しています。

KatLabでの私の役割は、2022年大会では主に実装を担当し、2023年大会では設計と実装を担当していました。また、2023年大会ではチームリーダーとして、チームマネジメントやタスク全体の管理、運営や他チームとの交流などの役割も担っていました。

成績

  • 2023/11 : ETロボコンCS(全国)大会2023 アドバンストクラス 総合6位
  • 2023/10 : ETロボコン地区(九州)大会2022 アドバンストクラス 総合優勝
    • 競技 準優勝
    • モデル審査 ゴールドモデル
    • 特別賞 IPA賞
  • 2022/11 : ETロボコンCS(全国)大会2022 アドバンストクラス 総合4位
  • 2022/10 : ETロボコン地区(九州)大会2022 アドバンストクラス 総合準優勝
    • モデル審査 ゴールドモデル

KatLab設計書(モデル)

Loading PDF…